2011-02-14

カラーユニバーサルデザインとは?

医療施設における造作家具の材質&色を選びサンプル手配を進めています。 

多くの方が利用される施設のカラープランニングは、選択基準も少々特殊です。 現在は、色を用いた情報をどのような色覚の人にも分かりやすく伝えることへのニーズが高まっていますし、誰もが認知できる配色を採用することで多くの方々の利便性に貢献できるのです。 

色弱(色覚異常)の人や、緑内障など網膜の疾患を持つ人、白内障の人は、色によっては違いを区別しづらいことがあります。 一般の人にも色の見え方が異なる人にも見分けやすい、カラーユニバーサルデザインで優しい配慮に満ちた施設のご提案を行っています。例えば・・・

  •  :色弱の人が赤と感じやすいように、オレンジ寄りの赤にします。
  •  :白内障の人が白と区別しやすい、濃い黄色にします。
  •  :色弱の人が黄色や赤と間違えやすい黄色みの強い緑を避け、青みが強い緑を選びます。ただし青緑まで行ってしまうと、今度はグレーや紫と混同するので、それよりも緑に近い微妙な位置にします。
  •  :白内障の人が黒と間違えないよう、少し明るめにします。

    業務進行中のIクリニック様におきましては、ツートンのカラーでデザインされた建具が3か所のトイレに使われます。 アクセント色にカラーユニバーサルデザインを採用し準備を進めています。
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