今朝の目覚めは、驚くほど爽快だった。時計を見ると、時間も早めで、ちょうどいい。思い返せば、前回の夜は不思議だった。意識して満ち足りた気分で床に就いたのに、なぜか朝まで一睡もできなかった。けれど今朝の澄んだ空気の中で、その理由が、すとんと腑に落ちた気がする。あれはきっと、お正月モードで少し緩んでいたリズムを、「明日から仕事だよ」と、身体が先回りして整えてくれたのだ。眠らせないことで、親切にも私を「早起きの生活」へ連れ戻してくれた。そう思うと、自分の身体が、なんだかとても愛おしく感じられた。そのとき、さきほど見た動画の一節が、静かに重なった。「愛おしい」と心が震えるとき、人は、宇宙で最も高い周波数を発している。罪悪感は、抵抗。裁いているのは、宇宙でたった一人、自分自身の思考だけなのだ、と。満ち足りた幸せや感謝に対して、自我はときに抵抗する。未来への不安や、過去の痛みへと、意識を引き戻そうとする。けれどそれも含めて、ただ「そうなんだね」と観察してみる。責めず、意味づけすら手放してみる。そう考えると、あの一晩の不眠も、心身のデトックスを兼ねた、やさしい調整だったのかもしれない。睡眠ひとつで、こんなふうに世界の見え方が変わることに、不眠という計らいそのものへ、あらためて感謝したくなった。そんな仕事始めの朝、ポストには、何枚かの年賀状が届いていた。新しいウェブサイトを見てくださったこと、今も気持ちよく過ごせているというお便り。三年前にお手伝いした「間取りの改善とオーガナイズ」について、今も変わらず快適だと綴ってくださった方。「特に、あの日の当たる書斎を、妻がとても気に入っています」その一文を読みながら、夢中で作業していた、あの時間が鮮やかによみがえった。賀状に描かれた愛犬のイラストや、少しおめかしした風景に、こちらの頬も、自然と緩む。また別の一枚には、お散歩中に撮ったのかもしれない美しい風景とともに、新年の想いが込められていた。年賀状も値上がりし、「年賀状じまい」という言葉も聞かれるようになった。少し寂しさはあるけれど、だからこそ、今こうして届く一枚一枚に込められた心は、以前にも増して、濃密で、あたたかい。数年経っても色褪せない「暮らしの満足」を伝えてくれる言葉たち。それらは、私がこの仕事を続けていく上での、大切な「心の定点」だ。身体が整えてくれた新しいリズムと、ご縁のあった方から届いた静かなエネルギー。それらを励みにして、今日からまた、新しい一年を、丁寧に編み始めていこうと思う。