部屋を整えるとき、いちばん大切なのは、何を置くかではなく、何も置かない場所かもしれない。机の上に少しの余白があるだけで、朝の光が静かに広がる。棚の奥に空いた空間があるだけで、物の形がやさしく見えてくる。不思議なことに、余白は何もない場所なのに、そこに空気が流れはじめる。片付けという言葉を聞くと、物を減らすことや、きれいに並べることを思い浮かべるけれど、本当は少し違う気がしている。整うということは、空間に呼吸が生まれること。椅子と椅子のあいだ。棚と壁のあいだ。机の上の、小さな空き。そのわずかな隙間に、光や風や、人の気持ちがやわらかく行き来する。空間の仕事をしていると、家具を置くことより、余白を残すことを考える。何もない場所があるからこそ、暮らしは少しだけ軽くなる。部屋のどこかに、静かな余白があること。それだけで、家はゆっくりと整っていく。新しい季節の気配とともに、空間も少し動き出す頃。大分市でオーダーカーテンとインテリアコーディネートをご提案しているアルティマ工房です。住環境を整える視点から、光や動線を大切にした住まいづくりをお手伝いしています。別府市など近隣エリアにも対応しています。