小春日和の柔らかな光に誘われ、豊後大野市にある、ご依頼いただいたお客様のご実家へ。心地よい暮らしのための電動ベッドをお届けしました。車を降りると、そこはもう春の気配で満ちていた。運び込むのは、ゆったりとしたセミダブルのマットレス。これで布団のズレも少ないだろう。これまでは柔らかすぎる寝具で、夜中に何度も目が覚めてしまったという。それを案じた息子さんご夫婦からの、優しさの贈り物だ。「固さがすごくいいね」触れて即座に喜んでくれた。電動製品のため、組み立てにはいつもより少し時間がかかる。配送業者さんが手を動かしている間、近くのテーブルでお話を伺いながら待たせてもらった。お元気に、お一人で暮らしていらっしゃる。畑で野菜を育て、気の合う友達もいる。冬は寒いけれど、それでもここがいいのよ、と。「みんなが大事にしてくれるよ、助けてくれるから大丈夫」そう言い遺して旅立ったご主人のことを話しながら、目には静かに涙が滲んでいた。けれど次の瞬間、彼女は明るく笑ってこう言った。「今が一番幸せだわ」お嫁さんもとても良い人で、娘のようにかわいいの、と。「何ごとも、感謝が大事」彼女は、しみじみとそう言った。明るくて、人を褒めて、喜んで。いただいた優しさに感謝し、それをそのまま次の人へ手渡してきた生き方が、今の「幸せ」を作っているのだと気づかされる。作業を終えると、「まあ、お茶でも」と声をかけていただいた。業者さんも一緒に囲むテーブルには、三種類もの飲み物とお菓子が並ぶ。「いただきものなのよ、どうぞ」と、次々に出てくる素朴なおもてなしに、胸があたたかくなる。そして、外まで出て丁寧に見送ってくださった。その姿に、今の幸せのかたちを見た気がした。帰り道、車窓を流れる景色を眺めながら、ふとあの言葉を思い返していた。「今が一番幸せ」私も、この言葉をこれからの口癖にしたいと思った。幸せは追い続けるものではなく、今、気づくもの。気づいた瞬間、すべてが「幸せ」という色に染め直されていく気がする。人生はバラ色、なんて言うけれど。今日の私には、この豊後大野の風景のように、人生は「ウメ色」に見えた。春の光と、あの方の笑顔。過去も今も未来も、すべてが満開だ。※眠りの環境づくりについては、「眠りに余白」もご覧いただけます。→ https://ultima-net.com/hibiki/space-in-sleep住まいの環境を整えることは、これからの暮らしの安心にもつながります。眠りや住まいについて気になることがありましたら、どうぞお気軽にご相談ください。大分市でオーダーカーテンとインテリアコーディネートをご提案しているアルティマ工房です。暮らしを整える住環境づくりを通して、心地よい住まいづくりをお手伝いしています。別府市など近隣エリアにも対応しています。