昨日届いた線香を、今日、初めて焚いてみた。昔からの製法でつくられた、100%自然素材の竹線香。火をつけると、自然でかぐわしい香りがゆっくりと空間に広がっていく。強く主張するのではなく、すっと馴染んでいく。やっぱり、何かが違う。そう思った。この「日々記」をはじめたころから、毎日、先祖供養をしている。今ではすっかり、暮らしの一部になった。ある日ふと、親子で似ている気質や、なぜか似ている好みって、もしかすると、ご先祖を含めた意識の記憶からつながっているのかもしれないなと、ある日、そんなふうに思った。もしそうなら、先祖を思い、感謝し、手を合わせることは、自分と誰かを分けることなく、ただただ一心に、静かに癒していくことなのかもしれない。そしてそれは、その先にある未来も、過去の軌跡も、少しずつ自由にしていくような気がする。線香の煙が、静かに上へ昇っていく。今日も手を合わせる。見えないものに感謝する。ただ、それだけ。けれど、そんな小さな習慣が暮らしを静かに整えてくれる。先祖供養。もしまだ習慣になっていなければ、ぜひ一度、手を合わせてみてほしい。