以前、「木の宝石」と呼ばれる、チーク材について綴った。美しい木目。油分を含み、耐久性にも優れた銘木。年月を重ねるほど、味わいが深まっていく。そんな魅力がある。本日、そのチーク材のテーブルについて、一本のお電話をいただいた。「三、四台だけ、テーブル面がベタつくようになってるんです。」原因を探っていくと、思い当たったのは、除菌スプレー。今回のテーブルは、ラッカー塗装仕上げ。ラッカー塗装は、木の表面を透明な塗膜で保護し、木目の美しさを生かしながら、汚れや水分から守ってくれる。その反面、アルコールや溶剤には弱く、除菌スプレーなどが原因で、塗膜が傷み、ベタつきが出ることがある。一方、オイル仕上げは、木の内部にオイルを浸透させる仕上げ。自然な風合いではあるけれど、冷たいドリンクを注いだコップからの水分が輪ジミになりやすいので、コースターを使うと安心。同じチーク材でも、仕上げ方が違えば、お手入れの方法も変わる。だから、素材だけではなく、どんな仕上げなのかを知ることも、長く使うためには大切になる。今回は、最適なメンテナンス用品と、綿100%のウエスをご提案した。家具は、使うほどに、暮らしの記憶を刻んでいく。だからこそ、その素材に合った付き合い方を知ることで、時間とともに、木の美しさは育っていく。無垢材ならではの美しさや特徴もご紹介していますので、よろしければあわせてご覧ください。▶︎「木の宝石」