今日は高校野球の決勝。どちらが勝ってもおかしくない、最後まで目の離せない試合だった。勝敗が決まった瞬間、喜びと悔しさ。精一杯やりきったあとの涙は、勝った側にも、負けた側にもある。その涙が、とても尊いと思った。選手だけではない。スタンドから声を送り続けた人。練習や生活を支えてきた人。暑さの中で試合を運営してきた人。一つの試合の後ろには、見えている以上にたくさんの人の時間がある。スポーツは、相手に勝つためのものに見える。けれど、本当に向き合っている相手は自分自身なのだと思う。昨日より一歩進む。昨日できなかったことができるようになる。苦しいときに、もう一度踏み出す。相手がいるからこそ、自分の力を知ることができる。だから、勝ち負けだけでは測れないものがそこにはある。精一杯やった人にしか流せない涙。グラウンドに立ったすべての選手へ。よくやりきった。そんな気持ちで、最後の試合を見届けた。