水は、あまりにも身近で、ふだんはその存在を意識することが少ない。蛇口をひねれば出てきて、料理にも、お風呂にも、掃除にも、静かに暮らしを支えてくれている。けれど先日、全館浄水のナノバブルを設置されたお客様から、その後のお話を聞く機会があった。「キッチンも、お風呂も、トイレも、きれいなままで驚いています。」そう言って、家中の水を変えて本当に良かったと、とても喜んでおられた。さらに詳しく伺うと、お風呂は以前はしょっちゅう赤カビや黒カビでカビキラーを使っていたのに、この何ヶ月かは全く使わなくても生えず、今まで落ちなかった床の汚れも薄くなってきたキッチンの洗いものが楽になり、手荒れも以前ほど酷くならない加湿器のカルキ落としも不要になった。以前はカルキの塊がゴッソリできていたのに、全くない水の粒子が細かくなったことで、家中の汚れを洗い流してくれているのかもしれない、と。毎日触れているものだからこそ、その違いは、暮らしの中でしっかりと感じられていく。シンクに残る水跡が減ったこと。お風呂の壁が曇りにくいこと。流れる水が、どこかやわらかいこと。そんな話を聞きながら、ふと、手のことを思い出した。台所で洗いものをしていると、洗剤で手が荒れてしまうことがある。あれは、液剤が皮膚から吸収されて、細胞バランスが乱されているサインだとしたらどうだろう?私たちは、水に触れながら暮らしている。飲み水だけ気をつければいい、そんなふうに思いがちだけれど、本当はもっと広いところで、水と付き合っている。キッチンでも、お風呂でも、洗面でも。暮らしの中に流れる水は、身体をめぐる血液のようなもの。その質の違いは、静かに、そして確かに、生命の状態を左右する。水は見た目では違いがわからない。だからこそ、住まいづくりの中では後回しにされがちだ。けれど、毎日触れるものだからこそ、本当は、最初に整えておきたい要素なのだと思う。光が空間を整えるように、空気が呼吸を支えるように、水もまた、家の隅々を巡っている。見えないけれど、確かにそこにあるもの。その質に意識を向けるだけで、暮らしは確かに整っていく。大分市でオーダーカーテンとインテリアコーディネートをご提案しているアルティマ工房です。住環境を整える視点から、光や動線を大切にした住まいづくりをお手伝いしています。別府市など近隣エリアにも対応しています。