青い空。照りつける太陽。乾いた土。景色だけを見れば、もう夏が来たように思う。雨もなさそうなので、早朝のうちに洗車をした。いい汗もかいて、しばらくぶりに、車が気持ちよく輝く。後ろのシートも起こして、車内を整えた。荷物をたくさん積んで、あちこち走り回っていた頃を、懐かしく思い出す。部屋に、風鈴を掛けた。風が揺れるたび、音が鳴る。あとは、蝉の声が聞こえたら、夏本番。けれど、梅仕事は、もう少し待つ。天気予報には、まだ晴れマークが並ばない。梅を干すのは、空を見ながら決める仕事。急がず、焦らず、季節の頃合いを待つ。自然には、そのときにしかない、ちょうどいいタイミングがある。人も、暮らしも、きっと同じ。ちょうどいいようになっている。