人との関係をうまくすることには気を配るけれど、自分自身とはどうだろう。人からどう見られるか。こうあるべきという役割。信じて疑わない正しさ。「こういう自分でいなければ」という仮面のような理想。残す、捨てるというより、まずは気づくこと。気づくと、その奥にいた本当の自分が見えてくる。うまくできなかった自分も、迷った自分も、傷ついた自分もいる。それらをなかったことにせず、「あれも私だった」と受け入れていく。自分を責めることをやめる。それが、自分との和解なのだと思う。誰かに許してもらうのではなく、自分が自分を許す。見えることに向き合うことで、見えない内側を理解していく。孤独とは、ひとりでいることではなく、自分自身と離れていることなのかもしれない。自分と和解できると、ひとりの時間も静かに味わえるようになる。だからこそ、整えておきたいのは、自分自身との関係。自分と争わない。過去の自分を否定しない。今の自分を受け入れる。そのうえで、これからを選んでいく。自分との和解。それは、人生を終えるための準備ではなく、これからの人生を自分らしく生きるための内側の準備なのだと思う。