夏になると、水分補給が大切と言われる。私も、朝はまず白湯をいただくところから、一日が始まる。白湯は、体温に近い温度で、身体にやさしく染み込んでいくような気がしている。ゆっくりと、身体を目覚めさせる時間でもある。最近、塩と水の関係について書かれた文章を読み、あらためて腎臓の働きに思いを巡らせた。腎臓は、体内の水分やミネラルのバランスを保ちながら、身体を支えてくれている。普段は意識することが少ないけれど、黙々と働いてくれている臓器のひとつだ。ふだんから、ミネラルを含んだ天日塩を、白湯や水に加えたり、日々の料理に取り入れたりしている。塩分は控えめに。そう言われることも多いけれど、「どんな塩を選ぶか」も、同じくらい大切なのではないかと思っている。台所には、昔ながらの製法でつくられた塩や醤油、味醂や黒酢を選ぶようになった。毎日使うものだからこそ、自然に寄り添った調味料は、暮らしの土台になっている気がする。健康は、特別なことをするよりも、なにを選ばないか。そんな日々の積み重ねが、毎日の台所から、育っていく気がしている。