今日は、別府で開催された「おおいた神楽」の公演へ。演目は「国司」。きっかけは、神楽が大好きな高校3年生が主催するイベントだった。息子の友人というご縁から、私も足を運んでみることに。会場では、その主催者が、恵比寿さまのような満面の笑みで人前に立ち、神楽の魅力を丁寧に伝えてくれた。「大分の郷土芸能は、想像よりずっとおもしろい」その一途な思いを、まっすぐに言葉にしていた。暮らしている土地や文化を、誇りながら生きている。“好き”という気持ちが、情熱になり、役割になり、人を楽しませていく。その自然な流れは、渦のような勢いをもっていた。さらに驚いたのは、この活動を支えているサンバシ株式会社の代表の方が、いつもお世話になっている書道の先生のご主人だったこと。ご縁は、いつもどこかでつながっている。神楽は、古くから根づく伝統芸能。五穀豊穣への祈りや、収穫への感謝から始まり、時代を超えて、地域の中で受け継がれてきたそうです。今日舞ったのは、大分神楽社。太鼓や笛の音。テンポの良い舞。力強さの中にある軽やかさ。演目「国司」は、迫力のある場面も多く、気づけば身体ごとリズムへ引き込まれていた。そして印象的だったのは、ジュニア世代の存在。子どもたちの、にこやかな表情。太鼓を叩く姿の、誇らしさ。地域の文化は、教え込まれるものというより、自然に好きになっていくものなのかもしれない。伝統は、生きている。脈々と続いていくものには、ちゃんと熱量がある。人の想いも、土地の記憶も、こうして舞や音の中でつながっていく。