ぐっすり眠れない。そんな声を、ときどき耳にする。枕を変えてみたり、マットレスを見直してみたり。眠りのために寝具を整える人は多い。けれど、眠りはそれだけで決まるものでもないように思う。人は、環境の中で眠っている。今日は、寝室を少し見渡してみる。いくつ当てはまるか、確かめながら読んでみてほしい。□ スマートフォンを枕元で充電している目覚まし代わりに、スマートフォンを枕元に置いている人は多い。けれど、眠る場所のすぐそばに置くよりも、少し離れた場所に置くだけでも環境は変わる。小さなことだけれど、眠りの空間は思っているより繊細だ。□ Wi-Fiルーターが近くにあるWi-Fiルーターは、意外と寝室の近くに置かれていることが多い。可能ならリビングなど、眠る場所から少し離れた場所へ。それだけでも、寝室の環境は静かになる。□ コンセントがベッドの近くにあるベッドの周りは、照明や充電器などでコンセントが集まりがち。便利ではあるけれど、眠る場所のすぐそばに電気の機器が多いと、電磁波の影響も含めて空間は少し落ち着きにくくなることもある。ほんの少し距離を取るだけでも、眠る環境は静かになる。もし気になるようなら、ベッドの位置やコンセントの配置を見直してみるのも一つ。電気環境を整えるための対策もある。眠る場所は、できるだけシンプルに。□ 寝室に小さな光が多い夜、部屋を暗くしたつもりでも意外と光は残っているもの。エアコンや空気清浄機の運転ランプ。充電機器の小さなLED。カーテンの向こうの外灯り。こうした小さな光でも、身体はわずかに刺激を受けることがある。眠る空間は、できるだけ静かな暗さに。ランプを隠したり、カーテンを見直したり。ほんの小さな工夫で、寝室の落ち着きは変わっていく。□ 寝室に音がある夜は静かなようで、実はさまざまな音がある。エアコンの運転音。空気清浄機のファンの音。遠くから聞こえる車の音。日中は気にならなくても、眠ろうとすると耳に残ることがある。音に敏感な人にとっては、ほんの小さな音でも眠りの深さに影響することがあるようだ。□ 寝具が身体に合っていない枕の高さや、マットレスの硬さは、身体に直接関わる部分。そして、寝具の素材。化学繊維などは、身体に電気を帯びやすいこともある。眠るとき、どこか身体が緊張しているようなら、素材を見直してみるのも一つ。こうしてみると、眠りは一つの要素ではなく、いくつもの環境の重なりの中で生まれている。寝具。光。音。電気。そして、考え事や心配事。住まいを整えるというのは、家具や色だけではなく、こうした眠りの環境を整えることでもあるのだと思う。眠っているあいだ、身体は静かに回復していく。その時間を包んでいるのが、住まいなのだと思う。大分市でオーダーカーテンとインテリアコーディネートをご提案しているアルティマ工房です。住環境を整える視点から、光や動線を大切にした住まいづくりをお手伝いしています。別府市など近隣エリアにも対応しています。