夜中の2時半ごろ。いつものアイドリングの音で目が覚めた。隣家から聞こえてくる音。しばらくすれば止まるかなと横になったまま待っていたけれど、なかなか終わらない。寝静まった時間のエンジン音や振動は、さすがにきつい。このところ、不定期な時間に長く続くことが重なっている。夜中の2時半。朝方の4時。今日は熟睡できなかったしで日中ずっと鼻炎症状。音は、ただ「うるさい」というだけではない。眠りを妨げ、身体のリズムを乱し、翌日の過ごし方まで変えてしまう。窓を開ければ、今度は排気ガスが入ってくる。静かな時間に、静かに眠る。窓を開けて、自然の風を入れる。そんな当たり前だと思っていたことが、音や空気によってできなくなることがある。住まいを考えるとき、間取りや素材、光や温熱環境のことはよく考える。けれど、音もまた、暮らしをつくる環境のひとつ。どんな音が聞こえるのか。どんな音を避けたいのか。どこまで静けさを求めるのか。これは、これからの住まいを考えるうえでも大切なことだと思う。静けさは、目には見えないけれど、確かに暮らしの質を左右している。