ふと流れてきた言葉に、指が止まった。「古代人は、医者よりも先に『場』を整えた」その理由は、とてもシンプルで、けれど衝撃的だ。「人が病むのではない。その人が身を置く“場”が、先に病むのだ」と。古代の人々は知っていたのだろう。私たちの体は、決して独立したカプセルではないことを。土地、方位、風の音、家族の会話、部屋の香り、、、それらすべてと溶け合い、繋がり合った「場の一部」こそが、自分という存在なのだと。だから、場が乱れれば、呼吸が浅くなる。気が荒れれば、血の巡りが滞る。病気とは、突然体に降りかかるものではなく、場の乱れが、最後に肉体という形をとって現れた「最終段階」に過ぎない。病は「うつる」ものではなく、「響き合う」もの。荒れた場所にいれば荒れた波長に、穏やかな場所にいれば穏やかな波長に、私たちは無意識のうちにチューニングを合わせている。つまり、「同調」している。そう考えると、私たちが日々行っていることの意味が、ガラリと変わって見えてくる。朝、窓を開けて風を通すこと。コンロを磨き上げること。肌触りの良い寝具を選ぶこと。部屋の隅に、一輪の花を飾ること。これらはすべて、自分自身の周波数を整えるための、最も根源的な「医療」なのかもしれない。薬を飲む前に、まず部屋を整える。誰かを変えようとする前に、場の空気を澄ませる。心地よい場に身を置くとき、私たちの体は、本来の健やかさを思い出していく。空間とは、沈黙のドクターなのだと思う。大分市でオーダーカーテンとインテリアコーディネートをご提案しているアルティマ工房です。暮らしを整える住環境づくりを通して、心地よい住まいづくりをお手伝いしています。別府市など近隣エリアにも対応しています。