朝はよく晴れていた。椎茸を天日に干し、洗った野菜用のカゴも外へ。春の光はやわらかく、こういう日は、つい色々干したくなる。外出の途中、空模様が随分と変わっていることに気づいた。椎茸がぬれるかも、、!雨でも降ったらと、一度家に戻り、テラス屋根の下へ移動。そのあと出直して、昼食へ。向かったのは、大分駅からほど近い薬膳カフェSea boat(シーボート)。丁寧なお味と、聡明な店主さん。店内はぽかぽかと暖かく、清潔で、落ち着いた空気が流れている。また来たくなる、そんな心地よさのあるお店だった。一皿目は、じゃがいものすりながし。ちょうど咲きはじめの可憐な菜の花たちが丁寧に選ばれて添えられている。春らしい彩り。芽吹く季節の生命力、春の力を、わけてもらったような気がした。メニューには、食材の効能も書かれていた。じゃがいもはお腹の冷えや食欲不振に。ビーツは血流をよくし、血をきれいに。ウコンは気の巡りを整え、気持ちを穏やかに。菜の花は春の芽吹きの野菜らしく、体の老廃物をやさしく外へ出してくれるそう。季節の食材には、それぞれ意味があるのだと改めて感じる。食事を終えて店を出ると、空から雹。三月半ばとは思えない空模様だった。家に戻ると、テラスの屋根の下で椎茸は無事。春の空は忙しい。それでも、光に当てたり、体を整える食事をいただいたり。そんな小さなことの積み重ねが、暮らしを整えていくのかもしれない。