庭に出て、枝先をのぞき込むのが毎朝の日課になりました。しだれ梅のつぼみが、寒空の下で少しずつ膨らんできています。この梅は昨年、京都の城南宮で出会い、連れて帰ってきたもの。写真を見返していたら、こんな一枚が出てきました。帰りの新幹線でいただいた、京都『つぶら乃』さんのお弁当。そして、その奥。新聞紙にくるまれた梅の姿もちらっと写っています。美味しいお弁当を味わいながらの、ちょっと贅沢な帰り道。膝元の小さな苗木と一緒に、京都の余韻に浸っていました。「いつか庭に、しだれ梅を植えたい」ずっと温めていた願いが叶い、いま、私の庭で根を張ってくれています。桜のような華やかな春の訪れも素敵ですが、梅には、まだ厳しい寒さの中で咲き始める「心強さ」があります。凛とした空気の中で、ほころび始めるその姿に、どれだけ励まされることか。あともう少し。花が開いたら、今年はどれくらい背が伸びたか、測ってみよう。京都からやってきた春が、ここでも花開くのをゆっくりと待ちたいと思います。