今日は、少し早めに目が覚めた。東の窓ガラスがオレンジ色に輝いている。外に出てみると、朝焼けの空が広がっていた。昨夜は湿度が高く、蒸し暑かった。ウールカーペットから、わずかにペットの気配が漂っている。季節が変わる時は、空間も正直だ。今日は雨のない日曜日。そして夏至。家を整える日にした。網戸を洗う。ガラスを拭く。シーツを洗う。そして、ウールカーペットのディープクリーニング。少し手間はかかる。けれど、こういう整えは、掃除というより、季節を迎える支度に近い。終わる頃には、空気が変わっていた。窓を開けると、風が通る。部屋の香りが、なんとも心地いい。空間が、軽くなる。清浄という言葉は、こういう感覚なのかもしれない。夏至点は17時25分。その頃、窓の外を見ると、珍しくたくさんのトンボが舞っていた。何かの合図みたいだと思った。季節が動くこと。空気が入れ替わること。暮らしが更新されること。大きな変化は、案外こういう、小さな整えから始まる。新しいページは、もう静かに開いていた。