今日は、庭に藪萱草(ヤブカンゾウ)とノビルの苗を植えた。レター便を開けたら、ペールグリーンの袋に丁寧に包まれていてまるで宝物を受け取ったかのようだった。最近つくづく思うのは、買い物って“応援”なんだということ。その向こうにある人のやさしさのバトンを受け継いだ感覚。とても気持ちのいい循環。ヤブカンゾウは、夏にオレンジ色の花を咲かせる野草。今年7月、野草の教室で初めて口にしたあの食感とやさしい味わいが忘れられず、この秋、苗をお迎えした。教室の先生であり、野草研究家の山下智道先生の座右の銘、「一つの草にも一つの愛を」。その言葉どおり、ひとつひとつの野草をこよなく愛し、今や世界中を旅する薬草研究家。野草だけでなく、私たちひとりひとりにも心を配ってくださる姿に、いつも感心する。そんな先生のもとで出会ったヤブカンゾウが、いずれ自分の庭で広がっていくと思うと、なんとも幸せな気分になる。そしてノビル。2021年、初めて野草の教室に参加したときの美味しい衝撃は、今でもはっきり覚えている。生だとネギやニラの香りと辛味があり、加熱すると甘みが出る。天ぷら、酢味噌和え、餃子の具、炒め物など、さまざまな料理に使えるとのこと。「どこにでも生えている」と聞くけれど、なぜか私の生活圏では一度も会えず、、見つからないなら育ててみよう、、そう思って取り寄せた苗を、ようやく植えることができた。二つの苗が土に落ち着いた庭を眺めながら、来年の姿を想像する。ぐんぐん伸びる葉、スラリとしたつぼみ、そして台所での下ごしらえ。そんな時間がすでに楽しみで仕方がない。4年越しの小さな一歩。ついに植えた!これからどんな姿を見せてくれるのか、とても楽しみだ。