今朝、素足で床を歩いていて、少し違和感があった。昨日の名残が、まだ空気や床に残っている。ほんの少し、油をまとっている気がした。足裏センサーは、わずかな変化を、ちゃんと教えてくれる。朝、ひのきと少しのホタテパウダーを入れた水で、拭き掃除をした。外は雨。心地よい雨音を聞きながら、昨日の出来事まで、少しずつ馴染ませていく。昨日、ついに新しいフライパンを迎えた。以前から、次の一枚を考えていた。グリーンパンでは、餃子だけが少し難しくなっていた。それ以外は困らない。けれど、気になることではあった。選んだのは、すでに使い続けている20cmと揃えて、ディバイヤーのミネラルビー24cm。最小限で、丁寧なパッケージが嬉しい。手に持つと、確かな厚みがある。多少は重い。けれど、その重さも悪くないと思っている。腕を使うこと。身体を使うこと。そういう習慣が、こまめにあるほうが心地いい。暮らしの中に、少し身体を使う余白を残しておきたい。お皿も同じで、軽さや効率だけではなく、重いおかげで、身体にいい負荷がかかると喜んで使っているものがある。便利になるほど、身体を使う場面は減っていく。だからこそ、毎日の道具くらいは、弱点を活かして愛用したい。届いたその日の夕飯は、餃子と決めていた。私は餃子を包み、横では家族が油ならし。窓を全開、換気扇も回す。それでも煙は、台所から居間へと広がった。目がしょぼしょぼして、我が家はすっかり、中華料理店のようだった。鍋のわずかな傾きで、油の層が偏っていたのと、少し手を離していたこともあり、油ならしは完璧とはいかなかった。もし次があるなら、外にコンロを出して、日中おこなう。そんな教訓が残った。そして、フライパンの初デビュー。焼き上がった餃子は、箸ではずれるほどカリッと焼き上がり、とても香ばしかった。批評好きな家族も、何度もおいしいと言う。手間も、煙も、拭き掃除も含めて、さすが鉄のフライパン。長く付き合いたくなる道具です。