昨夜、思わず目を止めたBSプレミアム「たけしアート☆ビート」、、、
大胆なデザイン、素材使いで世界が注目する常識破りの建築家、坂茂(ばん しげる)さんでした。
ニューヨーク、パリ、東京3都市に事務所を構え、世界各国20余りのプロジェクトを同時進行させ、世界各国の被災地支援にも精力的に取り組む坂さん。 番組はまずfrance のmetsへと向かいます。
2010年に完成したメス という町の、フランス国立現代美術館分館(pompidou centre-metz)です。
その建物はすばらしく、多くの人たちを惹きつけているそうです。
 坂さんの語るコンセプトやデザインの経緯を聞くにつれ、 心からの共感と感動を味わいながら目が釘付けです。
素材、構造、つねに冒険を試みながら、既成概念と戦い続ける建築家・坂さん。 紙の建築家として名をとどろかせているものの 世の中の隠れたニーズを形にしてきた生の声を聞くことができラッキー!
“異端にして最先端の建築家”と呼ばれる所以がよ~く分かりました。

そこでしか建たない建築物、 その街でこそ表現できるデザイン、
を常に意識していると。
ヒトと街をつなぐ建築物。

美術館の窓からは メスのシンボルである教会を中心に美しい景色があらわれるよう 計算しつくされていました。
そして最後の印象的な台詞、
大がかりな公共プロジェくトの建築物でも 資金もつオーナー依頼の個人邸でも 被災地支援の仮説住宅でも
美しくなければいけない、人に愛されるものでなければいけないと。
それぞれの立場であっても、 その空間を利用する人の喜びは同じ(ように高い)、 仕事のジャンルに関係なく自分の喜びも同じ(ように高い)であると。
世界中の被災地でも活躍されている事実も含めて 真の建築家として素晴らしい発言でした。
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すぐにでもmetsに行きたい!と
美術館好きの自分は直ちに思ってしまいます^^
坂茂オフィシャルサイトを見てみると
なんと!
2015年春にできる大分の新美術館が
NEWプロジェクトになっているようではありませんか!!
大分では
賛否両論の美術館構想。
身近な問題なので色んな意見を聞いてきていましたが
建てる意義は大きいぞ!と何だか嬉しくなりました。
フランスでも故郷でも同じ喜びを与え、人々を集めてくれる。
建築物のデザインパワー!未来への可能性を感じます。
一人一人で豊かな未来の社会をイメージして
変化することを恐れず、嬉しい方向に解釈していきたいですね。